2階床大工工事【古民家再生in三重県多気町 第15回】

こんにちは!長手です。三重県多気町の古民家再生工事は2階の大工工事が進んでいます!

古民家再生の2階工事はまず床の水平を出すことからスタートです。
新築工事だと水平に作った基礎の上に土台を敷けば水平な床ができますが、古民家はそうはいきません。特に2階は梁のたわみ等もあり、場所によって3cmほど高さが違うこともあります!

どのように傾いた床から水平な床を作るかというと、元の2階床下地にもう一度床下地を作る要領で作業していきます。

垂木と呼ばれる床を支える角材の下に様々な厚みのベニヤを挟んで高さ調整をしていきます。この現場で300~400ヶ所で高さ調整のベニヤを挟んでいました。この作業がかなり時間がかかる!

垂木の高さ調整が終わり、上に合板を貼れば水平な床の完成です!その後仕上げのフロア材を貼っていきます!

2階床を水平にするために二重床のようにするやり方、電気配線を通すためにもとても良いやり方です。
電気配線は一般的に天井裏などを伝って分電盤から各部屋に伸びています。一般の住宅であれば1階天井と2階床との間に天井裏があるのですが、古民家の場合は一部天井裏がない部分があります!
そのような場合は二重床になっていれば電線を通すことができます。

床が水平になったら間仕切りや外周の壁の下地を進めていきます!
古民家再生、2階工事はまず床の水平から!

次回もお楽しみに!

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