壁塗り左官工事【古民家再生in三重県多気町 第17回】

こんにちは!長手です。三重県多気町の古民家再生工事は大工工事もめどがつき、仕上げの壁塗り左官工事が始まっています。

左官工事はコンクリートや漆喰、土などをコテを使って仕上げていく仕事です。コテは大きさから形まで様々。左官屋さんはそれらを使い分けて壁を仕上げていきます。

壁塗りといっても塗る部分が土壁なのか、プラスターボードなのかで工程・手間がかなり変わります。
①土壁の場合、めくれてしまっていたり、密着が悪くなっている表面を落としたところを土で補修します。その上に全体的に中塗り土をつけて仕上げの珪藻土や漆喰などを塗ります。
②プラスターボードの場合、ボードの継ぎ目やビス頭をパテ処理し、下塗りを一度してから仕上げをします。
状態にもよりますが土壁部分の方が手間はかなりかかります。

土壁の補修は一日で一工程ずつしか進みません。大きく削れているところを補修すれば、乾燥するまで触れないので翌日か中一日空けて次の工程です。
自然の乾燥に任せての進捗なので季節などにも左右されるのが左官工事の難しいところですね。

左官屋さんはこのようなミキサーで土やモルタルを練って使用します。少量だと一輪車で手で練ることもあります。

下地が土壁でもプラスターボードでも塗ってしまえば見た目では区別がつきません。区別がつかないほどきれいに下地処理をするのが左官屋さんの腕ですね!

左官工事などの仕上げが終われば古民家再生も大詰めです。

次回は何を紹介しましょうか、楽しみにしてお待ちください!

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