建物据え付けと基礎準備!【古民家再生in多気町 第3回】

こんにちは!古民家改修ブログの第3回目の更新です。前回はジャッキアップと土台交換作業の様子をご覧いただきました。現在、現場は基礎打設に向けて準備を進めています。

基礎の準備作業では、まず地面全体を掘削し、整地・転圧して平坦に仕上げました。特に建物の外周部は基礎に斜めの配筋を入れるため、余分に掘り下げました。

ジャッキアップで持ち上げていた建物は、配筋工事を行うために枕木などを撤去する必要があります。そこで、柱や土台を鋼材で支えるように受け直します。

このように枕木などで支えていた建物を

建物が水平になるように調整しながら受け直す。職人技ですね!

建物全体が鋼材でしっかり支えられたら、次は配筋工事に進みます。その様子は次回ブログでご覧いただく予定です。

7月29日と30日には、この現場の構造見学会を開催する予定です。古民家改修中の見学会はめったにない機会ですので、ご興味がある方や相談がある方はぜひぜひご来場ください。

次回以降も、改修工事の進捗状況をお伝えしていきますので、ブログをお楽しみに!古民家の再生に向けて、一歩ずつ前進していく様子を共に見守りましょう。お楽しみに! by長手

建物ジャッキアップと土台交換の進捗報告!【古民家再生in多気町 第2回】

こんにちは、古民家改修ブログの第二回目の更新です。前回は内部解体工事の進捗をお伝えしましたが、今回は建物ジャッキアップと土台交換作業について詳しくご紹介します。

今回の改修工事では建物地盤が道路よりも低かったので、浸水・湿気対策のために道路よりも高い位置にジャッキアップし基礎を作ることにしました。この作業を担当するのが曳家業者さんです。昔は各地域に曳家業者さんが存在しましたが、現在はその数が減ってきているようです。

ジャッキアップ作業では、土台に多数のジャッキをかませ、少しずつ建物全体を上げていきます。建物が一定の高さまで上がると、シロアリ被害や腐食が見られる土台や柱の交換作業が行われます。大工さんが土台の加工を行い、曳家業者さんがそれを柱にはめ込んでいきます。

ただし、土台の交換は容易な作業ではありません。ジャッキをかけて建物を上げているため、交換する部分の土台にかけているジャッキを別の場所に移動させ、建物を安定させた後に交換作業を行います。このような手順を踏んで、全ての土台を交換するにはかなりの時間がかかります。

土台の交換が完了し、建物をさらに上げると、地面の掘削や鉄筋組みなどの作業が行われます。この作業については、後日詳しくご報告いたします。

また、7月29日と30日には施工中の様子をご覧いただくための見学会を開催する予定です。ぜひご参加いただき、改修の進捗を直接ご覧いただければと思います。

次回以降も、改修工事の進捗状況をお伝えしていきますので、ブログをお楽しみに!古民家の魅力を守りながら、新たな姿へと生まれ変わる様子をご一緒に見守りましょう。お楽しみに!  by長手