古民家あるある話【古民家再生in三重県津市】

こんにちは!長手です。今回は雑談回。三重県津市の古民家再生現場から、古民家のあるある話をご紹介します!

↑屋根裏部屋に残された大量のワラ。

古民家では昔、かまどで煮炊きをしていたので薪や焚き付けのワラが必要でした。ワラなどを屋根裏に収納しているケースが多く、かまどを使わなくなってからもワラなどをそのままにしてあるケースがあるのです。

今回のケースでは屋根裏にどこかからアライグマ?が侵入していました。動物にとってはワラは天然の布団。ワラに動物が寝ていた跡やフンが残されていました!

今回は工事を機に残されたワラを撤去。侵入経路になりそうな隙間を塞ぎ、今後動物が住み着く可能性は低くなりました!アライグマさんごめんね!

古民家再生では、一般の改装・リフォームでは考えられないようなこともあります。一般的な家に大量のワラはありませんからね!それが古民家の大変さでもあり面白さ!

次回ブログもお楽しみに

太陽熱温水器

こんにちは!長手です。今回はいつもの現場紹介とは別の雑談です!太陽熱温水器についてご紹介です。

最近の若い方だと、太陽熱温水器?ソーラーパネルとは違うの?という方もいらっしゃると思います。

↑イメージ※画像はネットから

太陽熱温水器は文字通り、太陽の熱を利用してお湯を作り、バスタブなどに給湯する設備のことです。1970~80年代くらいに普及しました。

太陽熱温水器は、屋根の上の集熱パネルに水を送り、温めたお湯をバスタブをためることに使用されていました。

住宅の使用エネルギーのうち50%程度は給湯に使われるエネルギーだそうです。折角の太陽熱温水器をバスタブにお湯を貯めるだけに使用していてはもったいない!ということで、最近では作ったお湯をすべての水廻りで使用できるようにできるようになっています。

太陽熱温水器で作ったお湯を給湯器に送り、給湯器から各水栓などにお湯が行くように配管します。給湯器の手前に太陽熱温水器からのお湯の温度を調整する機械を設置しておきます。このようにすることで、①太陽熱温水器のお湯の温度が高いときは給湯器はほとんど動かず、そのまま給湯され、②冬や曇りの日などお湯の温度が低い場合には給湯器で温めて給湯する、となります。

給湯器の左についているのが、ソーラー接続ユニットという機械です。

地球温暖化の進行、エネルギー価格が高騰している昨今、発電をするソーラーパネルももちろん良いですが、太陽熱温水器もアリだと思います。財布にも地球にもやさしいですね。

ちなみに三重県多気町の古民家再生でも設置しました!山路工務店では年に数件、新規に設置する現場があります。おそらく他の工務店やハウスメーカーではほとんどないと思います。

今回は普段とは違う建築雑談でした。たまにはこのようなブログも書くかもしれません。

次回もお楽しみに!