大工工事進んでいます【三重県志摩市 第2回】

こんにちは!長手です。三重県志摩市で進んでいる内装工事は大工工事がどんどん進んでいます。

まずは床工事を進めていきました。床下地を組んだ後、断熱材を入れ24mmの合板を貼りました。この現場は床暖房をするので、温水が流れるパイプをいれるパネルを敷き、フロアを貼っていきます。床暖房工事の様子は【古民家再生in三重県多気町 第9回】でもう少し詳しく書いています。

貼るのは床暖房対応の杉圧密フロア。今回は赤・白の混ざった源平と呼ばれる種類です。梱包から出して、節や赤白がバランスよくなるように貼っていく順番を考えます。無垢材は自然のものですので製品によって赤が多い・白が多い、節がかたまっている等あります。意識せずに貼ると一部分が極端に白が多い等になってしまうことがあるので、大工さんがバランス見ながら貼ってくれます。ひと手間ですが、大切なことですね!

フロアが貼れたら養生をして、壁や天井の下地をしていきます。天井下地ができたら電気屋さんが新たな配線をして、その後断熱材を入れていきます。

元々、この住宅には天井に断熱材はなく、床断熱はグラスウールで垂れ下がっていてほとんど効果がないような状態でした。今回は改修範囲以外の家全体にも天井に断熱材を入れました。他の工事が完了後に内窓を取付予定です。かなり温熱環境がよくなるだろうな、と思います。

この後も大工工事・内装工事、進んでいきます!また次回をお楽しみに!

内装・水廻りリフォーム工事【三重県志摩市】

こんにちは!長手です。先日、三重県志摩市で内部・水廻り工事が着工しました!

今回の工事は、元々洋室1部屋・和室1部屋だったところをLDKに改装する工事です。内部をすべて解体して工事スタートです。いわゆるスケルトン状態になりました。

これから大工工事スタートです。まず、床の下地を組んでいきます。下地ができたら、キッチンの給排水工事・シロアリ予防工事と進んでいきます。

今回は全面的な耐震補強工事は行いませんが、柱の上下に取り付ける補強金物は取り付けます。地震で揺れた際に柱が抜けにくくなるので、小さな金物を付けるだけでも確かな補強になります。

山路工務店は古民家再生・新築だけでなく一般的な改装・リフォーム工事・水廻り工事も得意!なんでもご相談くださいませ!

古民家あるある話【古民家再生in三重県津市】

こんにちは!長手です。今回は雑談回。三重県津市の古民家再生現場から、古民家のあるある話をご紹介します!

↑屋根裏部屋に残された大量のワラ。

古民家では昔、かまどで煮炊きをしていたので薪や焚き付けのワラが必要でした。ワラなどを屋根裏に収納しているケースが多く、かまどを使わなくなってからもワラなどをそのままにしてあるケースがあるのです。

今回のケースでは屋根裏にどこかからアライグマ?が侵入していました。動物にとってはワラは天然の布団。ワラに動物が寝ていた跡やフンが残されていました!

今回は工事を機に残されたワラを撤去。侵入経路になりそうな隙間を塞ぎ、今後動物が住み着く可能性は低くなりました!アライグマさんごめんね!

古民家再生では、一般の改装・リフォームでは考えられないようなこともあります。一般的な家に大量のワラはありませんからね!それが古民家の大変さでもあり面白さ!

次回ブログもお楽しみに

太陽熱温水器

こんにちは!長手です。今回はいつもの現場紹介とは別の雑談です!太陽熱温水器についてご紹介です。

最近の若い方だと、太陽熱温水器?ソーラーパネルとは違うの?という方もいらっしゃると思います。

↑イメージ※画像はネットから

太陽熱温水器は文字通り、太陽の熱を利用してお湯を作り、バスタブなどに給湯する設備のことです。1970~80年代くらいに普及しました。

太陽熱温水器は、屋根の上の集熱パネルに水を送り、温めたお湯をバスタブをためることに使用されていました。

住宅の使用エネルギーのうち50%程度は給湯に使われるエネルギーだそうです。折角の太陽熱温水器をバスタブにお湯を貯めるだけに使用していてはもったいない!ということで、最近では作ったお湯をすべての水廻りで使用できるようにできるようになっています。

太陽熱温水器で作ったお湯を給湯器に送り、給湯器から各水栓などにお湯が行くように配管します。給湯器の手前に太陽熱温水器からのお湯の温度を調整する機械を設置しておきます。このようにすることで、①太陽熱温水器のお湯の温度が高いときは給湯器はほとんど動かず、そのまま給湯され、②冬や曇りの日などお湯の温度が低い場合には給湯器で温めて給湯する、となります。

給湯器の左についているのが、ソーラー接続ユニットという機械です。

地球温暖化の進行、エネルギー価格が高騰している昨今、発電をするソーラーパネルももちろん良いですが、太陽熱温水器もアリだと思います。財布にも地球にもやさしいですね。

ちなみに三重県多気町の古民家再生でも設置しました!山路工務店では年に数件、新規に設置する現場があります。おそらく他の工務店やハウスメーカーではほとんどないと思います。

今回は普段とは違う建築雑談でした。たまにはこのようなブログも書くかもしれません。

次回もお楽しみに!