久しぶりの更新。ブログが再始動しました!
今後は定期的な更新を心がけ、新たなアイデアや情報をお届けします。古民家改修に限らず山路工務店の手掛ける実例、おすすめの素材やアイデアなど、建築に関する幅広いテーマを取り上げていきます。
今回は、先日新たに着工した多気町での古民家改修現場の情報をお届けします。
まずは内部の解体作業。床や間仕切り壁の撤去が行われ、床下の状態を確認しました。多くの現場で、床下の土台や柱の根元にシロアリなどの被害が見られます。そこで、事前に床下に潜って被害の程度を確認し、工事に取り掛かることにしました。
この現場では事前の調査で被害箇所を把握していたため、解体後に被害に驚くことはありませんでした。ほとんど柱と土台だけのスケルトンな状態にします。被害箇所の木材は交換や補強を行い、安全な状態に戻していきます。
この家を含め、古民家の特徴として、床下は土で、土台は石の上に乗っていることがほとんどです。そこで、床下の湿気対策、シロアリ対策を兼ねて防湿コンクリートを打設する現場が多いです。今回の現場は道路よりも家が低いため、浸水対策もかねてジャッキで建物全体を持ち上げてコンクリート基礎を作る嵩上げ工事をしていきます。
今後の工事の進捗についても、定期的に報告していきますので、ブログをチェックしてください。古民家の魅力を守りながら、より快適で耐久性のある空間へと生まれ変わっていく様子をお楽しみに! by長手