外壁下地工事!【古民家再生in三重県多気町 第11回】

こんにちは!長手です。三重県多気町の古民家再生工事、今回は外壁工事の様子をお届けします!

外壁工事に限らず、すべての工事はまず下地が肝心。下地の時点でしっかり施工されていると後工程がスムーズに進みます。

新築住宅は棟上げ時に当然、柱を垂直に立てます。ですからその後の壁下地工事などは垂直を意識することが無くても、ビシッと垂直に仕上がります。一方、古民家では長年の荷重や、そもそも新築時の施工精度が現代ほどよくなかったことなどから、柱や壁が少し傾いていることも多いです。その場合、何の気なしに壁下地をしてしまうと、当然仕上がった壁も斜めになってしまうのです。

そこで大工さんは古民家の壁下地をする際に、しっかり垂直になるように調整しながら壁下地を施工していきます。

このように柱や梁に木材を当てながら、下地を作っていきます。写真ではわかりにくいですが、部分邸に木材が斜めに加工されていたり、厚み調整のパッキンをしながら垂直に木材を取り付けます。

今回は垂直に施工した木材の上に、耐震補強のための構造用合板を貼りました。 構造用合板を貼る時点で垂直にしておくと、それ以降の作業は新築工事のときと同じように施工していくことができます!

透湿防水シートを貼り、外壁材を留める胴縁という桟を打ったら外壁下地は完了です!この上に無垢板やガルバリウム外壁材を貼れば外壁工事の完了となります。古民家再生はまず下地から!大切なことですね。

古民家再生工事はまだまだ進みます。これからどのような外壁に仕上がっていくのか、次回は外壁仕上げの様子をご紹介いたします!お楽しみに!

コメントする